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生産者紹介 磯沼牧場
表の見方    1 所在地 2 名前 3 店舗名 4 職業 5 おすすめ商品 6 生年月日 7 星座 8 座右の銘 
東京都
磯沼正徳さん
磯沼牧場
酪農家
プレミアムヨーグルト
1952/03/10
うお座
行いを持って尊しとする
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磯沼牧場 の動画

私のこだわり

ものすごくこだわったヨーグルトですが、どういったきっかけで作り始められたんですか?

「昭和62、63年にフランスの田舎の方を2000km位回ったのかな。
ヨーロッパは乳製品が成熟産業の所だから。
 そんなヨーロッパのマーケットで、一番価値があるのは、工場で作られた物じゃなくて、農家のおばちゃんがこの季節に出来ましたっていうチーズなんです。ペルミエっていうんだけど。
 年によって出来が変わるし、味に変化があったり一定してないんだけど、ショーウィンドーの一番良いところに出てるんですよ。
 最後にのこるのは個性のあるヤツなんですね。それだったら、オレにもチャンスはあるなって(笑)。日本にもっともっと乳製品が普及していけば、やっぱり最後に残るのは個性豊かな製品じゃないかなと思ったんです。」


牛の育て方にもずいぶん気をつかってらっしゃいますね?

「乳製品っていうのは、材料さえ良ければ、大手より美味しい物が出来るんだなって分かったんです。だから、牛に無理をさせない。」

磯沼さんの牧場では、美味しいミルクをとるために、牛はいつでも餌を食べられるようにしています。運動が出来る広い牛舎にはコーヒーカスやカカオカスを敷き詰めて飼うなど、細かいところまで行き届いた、牛も喜ぶ環境で育ててらっしゃいます。


いつ頃からこういったスタイルでやられているんですか?

「今から15年くらい前、平成元年から今のようなスタイルの牧畜になったんです。(中略)
 おそらく、世界一小さいヨーグルト工場ですよ(笑)。(中略)
 これ以上ウマイものを作るには、自分で牛を飼う(そして自分好みに作る)しかない!(笑)」


酪農を営む上でどういった事に気をつけてらっしゃいますか?

「町の中の牧畜というのは、難しいんですよね。人に気を遣わなくちゃならないし。においの問題なんかもね。どうやったらうまくいくかをず〜っと考えてたんです。」

「オーストラリアに26歳の時に行ったんですけど、ホームステイして。(彼らは)牛を飼いながら気持が豊かなんですね。経済的には豊かでも何でもないんだけど、楽しんでやってる。牧畜も成熟産業になってる。そこには文化みたいな物があるのかな、って思ったんです。

酪農って言うのは、そんなにすごくお金が儲かる訳じゃないし、自分としては、(酪農の)楽しめる要素を引き出していって、自分に力を付けていって、牛を飼うっていうのは面白いことなんだねっていう事を人にも伝えられるような牧場を作りたいなと思うようになりました。

地域の中で必要とされる、役に立つ空間を作りたいと思っています。」


ヨーグルト、飲むヨーグルトともに“かあさん牛のおくりもの”という名前がついていますが、特別な思いがあるそうですね。

「かあさん牛は、赤ちゃんが生まれ初めて乳が出ます。子牛に丈夫で大きく育つようにと願い自分の獲得した免疫をも初乳として伝えるんです。ミルクの中には暖かい栄養と、メッセージがこめられています。酪農家としてかあさん牛のけなげな姿には本当に感動します。

かあさん牛の子牛にたいする愛情を食べてもらえる方々に伝えることができたら・・・私の作る乳製品にはそんな想いがこめられています。

ミルクは工場で加工された栄養物ではなく、命が命を育てるために創られたおくりものなんです。」

生産者の横顔

博学・実践の人

磯沼さんにお話をうかがうと、次から次へと知らなかったことを教えられます。

「人と牛の関係っていうのは6000年もあるんですよ。メソポタミア文明のレリーフにあるわけですね。ミルクの利用っていうのは中央アジアから出てるんです。」

「(世界中には)色んな乳製品があるわけですけれど、それはつまり牛のそばに6000年、人がいたってことなんです。
 その歴史の中には自分たちの知らないことがいっぱいあって、牧畜を楽しむって言うのは、そういう歴史を追体験することで、(いろんなことが)いくらでも見えてくるんじゃないかな、って。」


そんな磯沼さんですから、牛と人との関わりに関して確固とした理想を持っています。

「麗しい関係でありたいんです。お前(=牛)がいて良かった。とか、牛も、ここで働けて良かった。と思うような。互いに生かし合うことができる。
 (ヨーグルトが)そういう人と牛とが麗しい関係を築くきっかけになれればうれしいな、と思うわけです。」


磯沼さんの夢

「笑われるんだけどね、まず、7色の牛を飼って、7色の乳製品を作る(笑)。ホルスタイン、ジャージー、ブラウンスイス・・・気候風土が生みだした牛がいろいろいるわけですよね。」

「例えば、ノルマンディーっていう牛のお乳を使わないと、カマンベールチーズって言えないんですよ。原産地呼称みたいなもので、そういうものがないと伝統的な食品の原点が失われていくわけです。日本のカマンベールはカマンベール風なだけで、厳密にはカマンベールじゃないんですよ。」

「ミルク、ヨーグルト、チーズ、バター、乳酸飲料、酵母入り発酵飲料、ジャム、飴。それこそ日本で平安時代から作っていた、酪(らく)だとか蘇(そ)、醍醐(だいご)なんかも・・・」

趣味は読書、特に食文化の本がお好みだそうです。

磯沼さんの口からは壮大な夢が、しっかりとした知識と実践に裏打ちされて出てきます。ものすごい勉強家の酪農家さんなのです。

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