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萩の御簾(みす/内掛けすだれ) 【豊田スダレ店】

萩の御簾(みす/内掛けすだれ) 【豊田スダレ店】商品写真
萩の御簾(みす/内掛けすだれ) 【豊田スダレ店】

価格:132,000円(税込)
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■サイズ:幅 約88cm×高さ 約173cm
■重量:本体約1.2kg
■返品・交換について:こちら
■お問い合わせ:takuminohako@gmail.com

知る人ぞ知る!最高級の萩の内掛けすだれ

※豊田すだれ店は、2022年9月30日をもちまして閉店いたしました。

歌舞伎の、弁天小僧がタンカを切るシーンは、昔から、ある素材の御簾しか使わない、という伝統があるのですが、その素材とは何でしょうか?

正解は、「萩」!
知る人ぞ知る、およそ1年がかりで作られる最高級の御簾です。

古くから、すだれや御簾は「立ち隠れ」とも呼ばれ、玄関先の目隠しと訪問者の確認の道具としても使われてきました。 玄関と部屋の間仕切りに、ほどよい目隠しとして、また、ふすまや障子よりも、風を感じられる部屋の間仕切りとしても、便利に使うことができます。

間仕切りが必要ない時は、さっと全部巻き上げて付属のひもで留めておくことが出来ます。

「間仕切り用のすだれは、お客さんに、よく『やってよかった』と言われますね。」(生産者の豊田さん)
今年の夏は、この道60年のマイスターの手で作られる江戸すだれの逸品で、涼を呼んでみませんか。

さっと全部巻き上げたり、好きな位置で留められるので便利!















間仕切りが必要ない時は、さっと全部巻き上げて付属のひもで留めることが出来ます。
















1年がかりで作られる!萩の美しい色み

「萩の御簾は、ものすごく手間がかかるので、ほぼ1年がかりで作ります。6月くらいに材料を買っても、仕上がるのは3月くらいですね。昼間は干して、夜は片付けて、萩の製品作りをするその間は、旅行にも何にも行けないです。もし雨にあたるといけませんからね。

しかも、1回だけ、夜露にあてなければいけない。そうすることで、萩ならではのいい色が出るんです。そのタイミングも難しいんですね。

また、萩は花が咲くために曲がっているから、それを特殊な方法でまっすぐにします。それからやっと製品作りです。

そんなふうにして出来上がる、萩ならではの美しい色みの御簾は、知る人ぞ知る、最高級の御簾ですね。

歌舞伎でも、この場面には萩の御簾しか使わない、というような約束事があるんですよ。」(生産者の豊田さん)















使うほど、いい色になる!

この御簾は、ヒゴの一番上の皮をむいて作られているので、使うほど味が出て、いい色になります。





























へりは正絹の西陣織!

両側には、丈夫で美しい、正絹の西陣織のへりがつけられています。半袖で肌が触れても安心です。

「萩の御簾」ができるまで。

(1)材料選び、節取り

生産者の豊田さんが使用するのは、丈夫さや色を厳選した国産の天然萩です。 「栽培したのは弱くてだめなんですよね。素材は、自然に雑草と一緒に生えてるものが一番です。」
作る製品の大きさや種類によって、材料の太さや色の合ったもの、節合わせや、曲がりなどを見極め選びます。節の大きいものは、カンナで削り平らにし節を調整します。

(2)乾燥、真っ直ぐにする作業

昼間は干して、夜は片付けて、乾かします。
「萩の製品作りをするその間は、旅行にも何にも行けないです。もし雨にあたるといけませんからね。しかも、1回だけ、夜露にあてなければいけない。そうすることで、萩ならではのいい色が出るんです。そのタイミングも難しいんですね。」(生産者の豊田さん)
そして長さを揃え、鮫の皮で5、6本づつこすります。
また、萩は花が咲くために曲がっているので、それを一本一本火(コークス)に当て、まっすぐにします。

(3)煮出し、油抜き、色出し
作る製品によって、湯で煮出して、油抜きをしたり、特殊な方法で色出しをします。

(4)天日干し

束ねたものを、約1週間、天日に干します。

(5) 編みこみ

昔ながらの編み機で、ヒゴに木綿糸をしっかり編みこみます。

(6) 断ち

編み上がった製品の両端を、ハサミで断ち落とし、切り揃えます。豊田さんが、1分5厘(1cm5mm)などの寸法を、フリーハンドで正確に切っていきます。

(7) 縁装飾

布地を手で採寸、裁断し、手縫いで一針一針、丁寧に縫い付けます。

「江戸すだれ」とは?

江戸すだれの特徴は、天然素材の味わいと、丈夫さです。さらに、豊田さんは、美しさにも徹底的にこだわり、歌舞伎や舞台、料亭などで用いられる御簾なども製作しています。昭和58年に、東京都伝統的工芸品の指定を受けました。

「豊田スダレ店」は、江戸の下町、深川に、明治39年より、料亭で使われる高級すだれの専門店として創業した江戸すだれの老舗です。
3代目である豊田さんは、小学生の時から、すだれ製作を手伝い、今年で60年以上になります。 その卓越した技能により、昭和61年に江東区無形文化財に指定され、平成20年、「東京マイスター」の表彰を受けました。
さらに、光触媒で部屋の空気をきれいにするすだれなど、すだれの新たな可能性を、日々追求しています。

アフターサービス、オーダーメイドも
承ります!


アフターサービス
もし、長年、お使い頂いている間に、糸が切れてしまったり、へりの布が切れてしまったら、修理出来ますので、ご相談下さい。
また、へりの柄を変えること等も可能です。 ※修理費、送料は別途となります。

オーダーメイド
「もともと明治39年の創業時から、浜町、柳橋などの料亭のすだれを作るオーダーメイドの専門店だったので、窓の大きさ、材料、編み糸の色(白にするか茶色にするかだけでもイメージが大分違います)ご希望に合わせて作れますよ。」(豊田さん)

すだれ、御簾だけでなく、簾戸(ヨシ戸、夏障子)と言われる、建具の中にすだれが埋め込まれた障子や、衝立なども承りますのでご相談下さい。

どうぞお気軽にお問合せ下さい。
order@1no1.jp

お手入れ方法

内掛けすだれの場合は、寝かせて掃除機をかけて下さい。
外掛けすだれの場合は、ほうきなどでホコリを払ってください。
しまう時は、湿気の少ない所に置いて下さい。

お買い物の手引き
匠の箱によせられるよくある質問です。
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< 内掛けすだれ  >
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生産者写真
「すだれは快適に過ごす知恵がつまったエコな道具です。1年で終わるようなすだれじゃなく、丈夫できれいで長持ちする、いいすだれを選んで使ってほしいですね。その方が、結局、得ですから。」
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